随分と陽気な日が続くようになってきた。
遂にTempoの窓の『ロール・カーテン』が今年初めて
活躍している。
おかげで店内はイイ気温。
昨日はお休みだったので、ずっと行きたかった『レンブラント展』を鑑賞しに
上野の「国立西洋美術館」まで行ってきた。
電車に乗るのも震災以降初めてで、最近は気分転換もあんまりしていなかった
なぁとしみじみ痛感してしまった。
イイ季節なんだからドンドン出かけないとね。
ボ~としているとあっという間に時は過ぎ去ってしまうもんね。
そんな訳でのんびりと2時間くらいかけてじっくりと拝見させていただいた。
ゴッホもレンブラントの作品を観て10年寿命が縮んでもいいと言ったという。
ワタクシはまだ現世に未練たっぷりなので、寿命が縮んでは困ってしまうが
今まで観た中で一番魂を揺さぶられたのはレンブラントの作品を観た時だ。
今回は版画の作品が多くてそれはそれで素晴らしかったけど、
前回観た時の方が感動が大きかった。
前回は『夜警』も観れたし。
しかも今回はなんだか団体客のおじさん・おばさん達と一緒になってしまい、
とにかくまあうるさかった。
いちいち感想を声に出さないでいただきたい。
まあ楽しみ方は人それぞれですが、もう少し周囲にも気を使って
いただきたいものである。
気をつけようっと。
今回気に入った作品は『善きサマリア人』というタイトルの版画。
なんと右下のワンコがウンコしているのである。
宗教画なのに何故それを構図にいれたのか。
1633年の作品なので本人にはもう尋ねることはできないが、
有識者達はもっともらしい理由を付けたがるけれど、もしかしたら
お弟子さん達とこれ描いたらちょっと面白いねなんて、
「チョーウケルンデスケド」なんてことで描いたのかもなと
作品の前で独り物思いに耽ってほくそ笑んでしまった。
理由なんて案外簡単なのかもしれないもんね。
もちろんもしかしたら考えもつかないほどの深い理由が
あるのかもしれませんがね・・・

でもやっぱりレンブラントは油彩で描かれた作品の方が
美しさが解かりやすくて個人的には好きです。
いつかオランダに行きたいな。